日本衣料管理協会(島﨑恒藏会長)は6月12日に都内で総会を開き、TES(繊維製品品質管理士)試験出願者の減少を食い止め、TES会員を増やし、資格の価値を改めて訴求することを重点とする26年度事業計画を決めた。
TES会マイスター制度も創設し、総会後に第1回認定者17人の認定式を行った。
大学で専門科目の履修を経て認定されるTA(衣料管理士)は、25年度の認定・登録者が1、2級、専修合計で482人。18歳人口や大学・短大での被服関連学科の減少、2級認定校の大幅な減少を背景に、養成環境の縮小傾向が続いている。今年度は質の向上のため、実習の再必修化などを検討。認知度や価値を向上させ、TA有資格者が大学卒業後に社会の様々な分野で活躍できるように、日本アパレル・ファッション産業協会や他団体と連携を深め、広報活動を強化する。
TESは25年度の出願者が1456人で、前年度比3%増とやや持ち直したものの、最盛期の15年前後のほぼ半減の状態。約3年前から企業や団体を訪問し、社会的な存在意義や、人材育成での活用を訴える活動を開始。一昨年から学生割引制度、昨年からウェブ申請も導入し、一定の効果が出たと分析する。今年度はアパレルに加え、インテリアや資材業界などライフスタイル全域の企業・団体に、試験出願の訴求を拡大する。
TESのブランド化や、TES資格者の組織TES会会員の増員にも力を入れる。同試験と同会活性化のため、TES会マイスター制度を発足。繊維・ファッション業界の多様な分野で活躍し、TES会に貢献している会員をマイスターに認定。マイスターは会の内外で専門分野の講師を務めるなど、会員拡大や業界活性化を目指し活動する。
