テラスモール湘南、売上高526億円

2015/04/24 05:53 更新


 テラスモール湘南(神奈川県藤沢市、住商アーバン開発運営)の14年度(15年3月期)業績は、売上高が526億円(前期比0.9%増)、来館者数2313万人(0.1%増)と堅調に推移した。

 スーパーマーケットのサミットやシネマコンプレックス(複合映画館)の109シネマズ、ユニクロ、スーパースポーツゼビオ/ヴィクトリアゴルフなどの大型店舗が好調に推移して売り上げを引っ張った。サードプレイス(自宅、職場とは別の心地のよい第3の居場所)としての支持が上がり、週末・平日を問わず客の7割は藤沢市と茅ヶ崎市を中心に半径10㌔の足元圏から20~40代の主婦、3世代ファミリー、シニアと幅広い客層が来館するなど着実に客が集まっている。

 ファッションとファッション雑貨の売り上げは1.6%増。ファストファッションから国内外の有力ブランド、高感度なセレクトショップ、ロンハーマン、ラコステ、ABCマートなどが好調。湘南らしいカジュアルファッションがリードした。

 サービスは0.9%増。足元商圏の主婦を中心に日常利用が定着。レストランは1・2%増。3階のフードコート潮風キッチンは開業以来安定した売り上げで推移している。湘南マルシェ(食の専門店ゾーン)は3・7%増。改装効果で販売を伸ばした。

 従業員満足度を高める施策に加えて顧客サービスを強化。地域共生の活動などに重点的に取り組むことで地域からの支持を得ており、開業以来の安定した業績につながった。

 今春には新しくインタープラネットや焼菓子のフーシェ(SC初)、煎餅の尾張松風堂(SC初)、コスメのシュウウエムラの4店がオープン。

 今年度中には施設前のゲートスクエアにステージの設置を予定しており、文化発信や交流機会の提供を強めて地域の活性化に貢献する。SNS(交流サイト)を導入して施設のファン層を拡大する。



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