ターミナル　宮崎で自店運営とEC運用代行の二刀流　業界内外から信頼

1階がセレクトショップ「コレクト」、2階がターミナルの事務所。3階はEC関連に活用している

　宮崎市のセレクトショップ「コレクト」の運営とECの運用代行の〝二刀流〟で、業界内外から信頼を得ているターミナル（宮崎市）。OMO（オンラインとオフラインの融合）型の店舗を運営する傍ら、「目の届く範囲で」国内有数のブランドのEC運用を担っている。経営のかじをとる大山真之介社長は、20年にゾゾが買収したEC支援会社のアラタナ出身だ。

（松本寧音）

ECも店も大事

　現在は実店舗をコレクト、ECサイトを「コレクトストア」と呼称する。アラタナ時代にプロジェクトとしてコレクトストアが立ち上がり、その後、事業を引き継いで独立。10年にターミナルを設立し、コレクトをオープンした。

　当初からECと店舗の融合を掲げていたが、まだECが主流でなかった時代。「初めの頃はネットでも売ることに対して、取引先から批判の声や厳しい目を向けられることもあった」（大山さん）。