ウェルネス関連事業のテンシャル(東京)は8月、第二種医療機器製造販売業の許可を取得した。リカバリーウェアで一般医療機器の「バクネ」シリーズは、21年の発売以降、70万枚以上を販売した。直営店の出店を強化し、現在の9を来春までに計15店にする。
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同社ではこれまで、バクネシリーズなどの医療機器登録を他社に委託し、販売してきたが、今回の許可取得により自社で医療機器登録ができるようになった。委託に要していた時間と手間、コストを削減できるほか、製造責任が明確になることで「医療機器メーカーとして成長し、信頼性の高い製品をさらに提供できる」(中西裕太郎代表取締役CEO=最高経営責任者)という。
創業7期目の同社は、順調に業容が拡大している。商品数は80種を超え、特殊機能繊維「セルフレーム」を使い、疲労回復が期待できるバクネシリーズは、この2カ月で20万枚を販売した。直営店は今秋に3店、来春に3店を増やし、計15店とする。