外部環境のせいにせず
――昨年を振り返って。
全体にコロナ禍の影響が継続し、ウクライナ紛争による欧州の天然ガス高騰にも苦しめられました。当社は欧州で結構な規模でビジネスをしていますし、米国も16年に買収した自動車向け複合成形材料事業の労働需給が厳しくなっています。
そういう状況の中でも、複合成形材料ではコロナ下に米テキサスに新工場を、炭素繊維も同じく米国で新拠点を立ち上げました。炭素繊維は日本で立ち上げるのも大変ですが、今では日本に並ぶくらいの品質を達成し、よくやってくれたと思います。アラミド繊維の増設、ヘルスケアの地域包括ケアなど、いずれも苦しい中でもやろうとしたことができた中計最終年でした。
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