廃番になった制服を販売するECサイト 五つ星ホテルに納品する谷岡ドレスが立ち上げ

2023/05/09 13:00 更新


86%引きのレディスジャケット3157円

 ユニフォームの製造販売、谷岡ドレス(大阪)は、EC支援のフォーティーズ(大阪)と組み、制服や事務服、作業服の廃番品を廉価で販売するECサイト「ディスコンティニュー」を立ち上げた。最大で92%引きで販売する。新商品を作成すると今までの商品が廃番となり、市場に出ることなく廃棄処分となっていた。格安で消化し廃棄を減らす。

 谷岡ドレスは57年設立。大阪、東京を拠点にユニフォームを製造販売し、現在では、世界的にも著名な五つ星ホテルや国内ラグジュアリーホテル、私鉄系ホテルチェーンなどに納品実績がある。

 新製品の開発などにより素材メーカーからの供給が途絶え、リピート供給が困難となった製品をECで販売する。これまで、サイズが不揃いで店頭販売ができなくなった製品は、新品であっても年間数万トンの規模で廃棄処分していたという。商品廃棄をやめ、有効活用を目指す。

 例えば、3万4100円で販売していたメンズジャケットが3069円とかなり安い。シャツやスラックスもあるが、サイズは現物があるものだけになる。谷岡ドレスが運営管理し、フォーティーズが販促を担う。谷岡ドレスは、「商品はメーカーが研究を重ねて完成した高機能なもの。SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みで社会貢献の一助になれば」としている。

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