瀧定大阪グループ 2月予定の経営統合をいったん延期

2018/11/09 06:30 更新


 瀧定大阪グループは、19年2月1日付で予定していた、瀧定大阪とスタイレムの経営統合を「いったん延期する」(瀧隆太社長)ことにした。統合時期は未定だが、「焦らず、丁寧に進めながらも、できるだけ早くしたい」と経営統合する方向に変わりはないもよう。

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 4月に行った決算会見で来年2月に瀧定大阪を存続会社としてスタイレムを吸収合併し経営を一本化した上で、社名を瀧定大阪からスタイレムに変える方針を発表したが、「瀧定の看板を降ろすのか」など各方面から様々な声があったという。「これまでの歴史の中でどれだけ大変な思いで瀧定の看板を守ってきたか、その思いやストーリーを改めて聞き、焦る必要はないのでもっと丁寧に進めよう」と判断した。

 「すでに実ビジネスは国内、海外ともにスタイレムで行っており、ビジネスへの影響はない」とし、スタイレムの経営体制も瀧氏が代表取締役会長に就き、酒向正之氏が代表取締役社長を務める2トップ体制になっている。



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