タキヒヨーの25年夏ベビー・キッズ 長い夏を意識したMD

2024/10/08 14:00 更新


水着はキャラクターのほか、海の生き物や恐竜モチーフが人気

 タキヒヨーのベビー・キッズグループの25年夏物は、今まで天じくが中心だった素材の幅を拡大し、涼しく着られる商品を充実させる。

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 今夏は「ディズニー」を中心に一般消費者の声を反映させた商品がよく売れた。6、7月は長い夏に対応しプロパー商品を増やしたことで売り上げをけん引した。

 秋物は新しい仕掛けの効果もあり「初動は良い」とする。今冬物の受注も金額ベースで「昨年以上」と好調だ。来春夏はキャラクターの周年記念やライセンスブランドの充実、AI(人工知能)需要予測の企画が好評でバイヤーの意欲を高めている。

 25年夏企画の水着や甚平はキャラクターを中心に、海の生き物や恐竜、小花柄が人気。日よけ対策のラッシュガードや帽子のほか、サンダル、ビーチバッグ、タオルなど水着関連商材も拡充し提案する。

 パジャマはトップの袖丈、ボトムの裾丈を納品月ごとに短くし、素材をサッカーやメッシュにして涼しく着られるよう工夫する。

表裏が同じ襟ぐりで、子供一人で間違えずに着られるパジャマも消費者の声から企画した

 「ピーナッツ」のコミック生誕75周年や「トムアンドジェリー」の85周年企画は限定アートで特別感を出した。キャラクターアイテムは「ミニオンズ」や『こびとづかん』も揃え多彩だ。

 ギャルテイストの「ラブボート」はレパード柄、ゼブラ柄の甚平などを、基幹ブランドの「バディー・リー」はデニム製品を中心にカラフルなTシャツを企画する。

ギャルテイストの「ラブボート」は今夏もよく売れたという。ゆかたに見えるレパード柄の甚平
「バディー・リー」は帽子やリュックも揃え全身コーディネートできる

 AIの需要予測を取り入れたボトムは台形シルエットやオンブレーチェックを、麻調合繊、清涼感あるナイロン、接触冷感素材で提案し、トレンドに沿った商品を訴求する。

AI企画は台形シルエットやデニム、シアーのトレンドを予測する


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