タキヒヨーは5月25日の取締役会で希望退職者の募集を行うことを決議したと発表した。
対象者は40歳以上の総合職・一般事務職・嘱託職社員（販売職除く）で、募集人員は全従業員の2割に相当する150人程度。募集期間は5月30日から6月30日まで、退職日は9月30日。優遇措置として、特別退職金の加算、再就職支援サービスの提供などを行う。
今回の募集に伴い発生する特別退職金等の費用は23年2月決算において特別損失として計上する予定。なお、現時点では応募者数、特別退職金総額が未確定であることから、特別損失の計上予定金額及び業績見通しへの影響は算定が可能になった時点で公表する。
希望退職者の募集を行う理由については、同社は「既存卸売ビジネスの挽回、特長ある商品群の企画・提案などに注力すると共に、本社スペースの一段の削減や東京支店の移転による賃借料の削減など固定費の削減に取り組んできた。しかし、衣料品市場の停滞や原料・運賃の高止まり、円安進行などの影響は当面続くものと考えられ、事業継続のためには人員の適正化を図る必要があるとの観点によるもの」とする。
