高島屋大阪店は今春、3~5階婦人服の改装を進めている。多様化している消費者に対応するために服のテイストの幅を広げることと、服飾雑貨、生活雑貨など服以外の取り扱い品目の拡大が改装の狙い。婦人服フロアの買い回り性と客単価の向上を目指している。
(吉田勧)
3階は、キャリアクローゼットに、服以外の商材を充実させたジュンの新業態「モア・サロン・エ・ロペ」を5月12日に開設した。22年11月に新規導入した生活とアートの融合をテーマとする「プラスS・スパイラルマーケット」に引き続き、婦人服フロアのライフスタイル提案の強化を狙いに導入した。トレンドクローゼットは、19日に靴やバッグ、ドレスやSサイズを扱う関西初となる「アナイラプラス」、5月下旬に雑貨を強化した「バンヤードストーム」、8月には「マックス&コー」を新規導入し、テイスト、グレードと雑貨など取り扱い品目を拡大する。なお、2月に「スタイル&エディット」に65平方メートルのポップアップスペースを新設しており、新規ブランドの期間限定店や既存ブランドのイベント区画として活用することで新規客獲得にも力を入れる。