社内起業制度で事業化した「メゾンドエフ」の期間限定店（高島屋日本橋店）
高島屋は阪急阪神百貨店との共同キャンペーン「日本の美と技を未来につなぐ」の一環で、日本橋店1階に「メゾンドエフ」の期間限定店を開設している。9月30日まで。メゾンドエフは高島屋のセレクトショップで、国内の産地・ファクトリーブランドを中心に編集する。
同売り場は高崎高島屋の中里康宏店駐バイヤーが発案し、社内起業制度で新事業として採用されて20年3月に高崎高島屋でスタートした。〝ここでしか買えない〟商品構成が支持され、売り上げの拡大を続けている。群馬県の桐生をはじめ各地の産地や工場と連携し、新規商品を掘り起こし顧客に再発見してもらう場を提供する。作り手と使い手をつなぎ、ロングセラーとなる事例が少なくない。
今回の期間限定店は、刺繍工場のアクセサリーブランド「トリプル・オゥ」（群馬県桐生市）、和紙を使った靴下の東洋繊維（岐阜県関市）、特殊ガーゼ織りの神藤タオル（大阪府泉佐野市）、国内産地と連携したレザー製品を手掛ける「チ・ワタ」（東京都）などの商品を販売している。
