「タエ・アシダ」 19~20年秋冬からメンズを販売

2019/06/18 10:59 更新


 「タエ・アシダ」は19~20年秋冬、今年3月のランウェーで発表していた初のメンズを販売する。プリントシャツやデニムパンツからショールカラーのジャケットまで30型。このブランドらしいラグジュアリーなムードに今っぽいストリート感覚がミックスされた、ちょっと攻めのテイストだ。

 レディスにもあるジャージーのフェイクファーコートはオーバーサイズで、もこもこした厚みをラフに羽織るイメージ。ピクセル画像のような柄のプリントパーカやベーシックなアラン編みセーターと合わせて見せた。ボザムにレースを飾ったシャツ、カマーベルトを腰に引っ掛けてはくようなスリムなパンツなど、フォーマルなアイテムは少し崩した感じに仕上げている。

 メンズが欲しいという声は以前からあったという。夫婦揃って来場する顧客もいる内覧会などで受注販売するほか、セレクト店、百貨店での販売を目指す。

 タエ・アシダのコレクションは最近、多様性のメッセージが感じられ、メンズへの挑戦もその一つに見える。物作りでは共通する部分があるが、ビジネスとしては初めてのこと。「始めたからには地道に続けていきたい。知らないことばかりで、発見と学びが多かった」と芦田多恵。ビジネス服ではないので、ファッションを楽しむ人に着てもらいたいと話す。フェイクファーコート18万円、プリントシャツ5万8000円など。

初のメンズは30型を揃えた


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