動物福祉に反するとやり玉に挙がる毛皮だが、「製品そのものに罪はない」と話すのは創業58年、毛皮のリメイク専門店タッドファー(東京)の松田真吾社長。母親の形見や家宝として引き継いでも世間の目が気になり着づらいし、リユース業者に売ろうにも業者も売りづらいからか二束三文で残念な気持ちになる。年間600着近いリメイクを手掛ける〝毛皮の病院〟のトップは、製品だけでなくその持ち主も救いたいと、様々な思いに寄り添っている。
(永松浩介)
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