“カリスマ創業者”の死去乗り越え再び成長するタビオ 品質重視は不変、メンズや海外が躍進

2024/08/30 08:00 更新有料会員限定


イメージを一新したタビオメン阪急三番街店

 22年初頭、タビオの越智直正会長が不慮の交通事故で死去した。〝カリスマ創業者〟を突然失ったことで社内外に衝撃が走った。コロナ禍も重なり、将来を懸念する声も少なからずあったが、その後業績は再び成長軌道に。この間の同社の動きを振り返ってみたい。

(編集委員・山田太志)

Gメン的な存在

 創業時からタビオを支えてきたのは、言うまでもなく国産を主とする品質、物作りの確かさだ。奈良の靴下産地をはじめ、顔の見えるニッターと密接な協力関係を築きながら、厳しい品質管理体制を敷く。

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