夏のジャスト企画に手応え

2015/08/13 09:52 更新


 百貨店向け婦人服で、7~8月のプロパー販売が大きく比率を高めている。年々弱まるセールに力を入れず、プロパーに力を集中させた結果で、多くがプロパーの売り上げは好調だ。

 これまでは、ある程度セール売り上げを想定したMDを組んで生産してきたが、今年は各社ともセールを極力抑え、プロパー販売による7~8月の活性化に取り組んだ。計画生産で組んだところと期中対応とで、手法は分かれるが、売り上げはおおむね好調だ。来年はさらにプロパー強化の流れが強まりそうで、7月のプロパー販売比率で4割前後まで上げていく方向だ。一方、今年のセールは想定よりも厳しく、来年以降はさらに縮小すると見られる。

 三陽商会の「エポカ」は昨年、7月初旬から初秋のコレクションを投入していたが、今年は夏の実需に照準を定め直し、期中対応のプロパー品を投入した。強みのドレスが主体で、合わせる羽織りやパンツもいい。初秋物の投入は7月20日に遅らせ、盛夏の着用も意識して企画を見直し、ノースリーブドレスなどが売れている。一方、お出かけ着需要のあるオケージョン企画も堅調だ。

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