レッグウェアメーカーの助野(富山県高岡市)は、新商品開発、既存商品の仕様変更などで、新しい販路・業態の開拓を進めていく。そのため、アパレルに限らず、異業種も含めた合同展などに積極的に出展し、様々なニーズを掘り起こし、課題解決を提案するとともに、ニーズを商品開発にフィードバックし、既存販売先への提案や新たな市場開拓につなげる。
(神原勉)
【関連記事】助野 漁師向け靴下を発売 蒸れ、ずれ、疲れを軽減
23年10月に行われた「フェムテックトーキョー」では、フェムテック向けブランド「リーテ」の新企画として、妊婦がリラックスして過ごすための着圧ハイソックスを打ち出した。産婦人科の看護士、出産経験のある社員などからヒアリングし、同社独自の編み地「らく圧」を妊婦向けに改良した。妊娠中は体温が高くなりやすいので薄手も選べるようにし、むくみに対処した甲までサポートする長めのタイプ、肌にあたる面をオーガニックコットンの糸をパイル編みにして刺激を軽減したタイプも揃えた。