韓国発「スタイルナンダ」 原宿に日本初の旗艦店

2017/05/17 06:27 更新


 韓国EC発ブランド「スタイルナンダ」を運営するナンダジャパンは12日、日本初の旗艦路面店を東京・原宿の竹下通りにオープンした。昨年10月にピンクホテルをテーマに開設したソウル・明洞の路面旗艦店同様に、原宿店もピンクハウスをテーマにピンクの内外装で統一。1~2階はコスメ・ビューティー、2~3階に洋服・雑貨を品揃えしている。

 日本は手頃なコスメ商品が人気で、10代後半から20代に認知度が高いため、原宿店でもコスメ品を軸に打ち出す。コスメ商品では国内限定商品を販売している。オープン日前の11日には、原宿店初の買い物客としてタレントの小島瑠璃子さんが来店し、購入するイベントが行われた。

 スタイルナンダは04年に韓国でEC発レディスファッションブランドとしてスタート。09年ごろにはコスメに広げ、現在アパレル「ナンダメイド」「KKXX」、コスメ「3CE」の3ブランドがある。ECを軸に店舗展開も積極的で、特に進出国・地域ではECサイトを見て来店する客が多く、シナジー効果が高いとする。

 店舗は韓国に57、タイ、香港、シンガポール、中国に34店の計91店(海外は提携企業が店舗展開)を持つ。16年度(1~12月)の年商は126億円。韓国での客単価は5000~7000円。

 国内はこれまでリンクイットと提携していたが、16年秋に直接店舗展開するために100%独資のナンダジャパンを立ち上げた。今後については「日本は店舗展開が重要だが、原宿店の様子をしばらく見てから計画を立てていく。方向としては、東京の他のエリアに広げ、地方へ出していく」とする。

ピンクハウスをテーマに。1階はコスメを発信 

小島瑠璃子さんが初買い物客としてイベント(3階売り場) 



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