スタイレム瀧定大阪のオーガニック綿栽培支援 糸年産300トン、農家4000軒に拡大

2024/06/06 12:00 更新会員限定


独自のノウハウで糸の品質を高める

 スタイレム瀧定大阪は、インドの綿花農家を支援しながらオーガニックコットン(OC)を増やす「オーガニックフィールド」で取り組みが広がっている。

(高田淳史)

【関連記事】スタイレム瀧定大阪 有機綿「オーガニックフィールド」を糸、生地、製品で拡大

 同プロジェクトは一般的な綿花からOC栽培への移行を促すことで、農薬被害をなくしながら収入を増やし、OC農家としての自立を手助けするもので、21年に始めた。印NSLグループと組んで種を提供し、OCとして販売できるまでの移行期間中もわたを買い取り支援している。契約農家数は、開始時の1500軒から、今では3500~4000軒に増えた。生産量は糸換算で当初の年間100トンが約300トンに拡大した。種を無償提供し、牛糞(ふん)を使った肥料レシピや国際認証の取得方法など、様々な面で支援している。

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワードサステイナブル会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事