スタイレム瀧定大阪がインドで現地企業と種や畑から管理する有機綿「オーガニックフィールド」の取り組みが拡大している。オーガニックコットン(OC)含めた綿花の種の販売から紡績、生地生産まで行うインドのNSLグループと21年から協業している。
(高田淳史)
インドでのOC認定書偽造問題をきっかけに「履歴管理を徹底し、本物だけを扱うには種、畑から関わることが必要」と判断。インド法人を活用し、OCとして販売できるまでの移行期間も農家から綿花を買い取ることで契約農家が増えている。初年度は糸換算で約100トン、2年目は200トン規模と倍増し、3年目はそれを上回る見通し。