ストンプ・スタンプ(東京)は4月から、プロ野球12球団とディズニーキャラクターの特別デザイン商品を順次発売する。
ミッキーマウスらが各チームのユニフォームを着用した特別デザインで、アパレルやタオル、キーホルダーなどを制作した。主に球団のオフィシャルショップとECで販売する。Tシャツとスウェットはキッズから大人サイズまで幅広く揃え、ファミリーで楽しめるアイテムとして提案する。Tシャツでキッズサイズ(100と130センチ)は税込み4290円、大人サイズ(S~XL)5280円。フェイスタオル3190円など。
同社はコロナ禍を機にセレクトショップ事業を縮小し、プロデュース事業に注力している。インポート子供服のセレクトショップを百貨店で運営し、「付加価値の高い協業商品を企画してきた」(成宮一雄社長)ノウハウを生かす。商品企画だけでなく、販促も含めての提案が特徴。
「ライトオン」では、「フィラ」とキッズストリートブランド「テグテグ」、ガールズグループ「ガールズガールズ」の協業で、商品企画からプロモーションまでをプロデュースした。「アズールバイマウジー」とモデルの近藤千尋さんのベビーキッズブランド「アジュガ」の協業企画、イベントなども手掛けている。
今回の取り組みは、「米国でメジャーリーグとディズニーの取り組みが盛んになっている」ことを背景に、ストンプ・スタンプがジャパン社と球団に働きかけて実現した。過去に、プロ球団と協業したランドセルを企画販売していた関係が生きた。今後も「スポーツとIP(知的財産)の掛け合わせはブルーオーシャン。これを実績に広げていきたい」と様々な協業を計画する。
実店舗は大丸京都店、広島三越、熊本・鶴屋百貨店の3店で販売代行が運営している。23年9月期の売上高は約4億円。