群馬県桐生市を拠点にする専門店のエスティーカンパニーは23年の初売りで、「ダブレット」と協業する新春企画のTシャツ3種類を発売した。
ダブレットのデザイナーの井野将之が群馬県出身であることから、地元つながりの縁で毎年続けている。今回の発想源は、群馬県に生まれ育った人になじみのある「上毛かるた」。子供たちが郷土のことを学べるよう、歴史上の人物や名所、名産、伝統産業を絵札の題材にしている。その中から、群馬県の形に例えられる「鶴」、桐生の織物産業を象徴する「機織り機」、高崎市のシンボルとなる「観音様」を、グラフィックを用いて新たに描き起こした。井野らしい、ロックTシャツ風の迫力あるプリント柄になっている。
S~XLの4サイズを扱い、税込み1万5400円。桐生店と高崎店、ECで販売する。桐生店のギャラリーでは、4体の人形にTシャツを着せたロックバンドのインスタレーションを行っている。