繊研新聞社が実施した「23年度専門店ランキング調査」は、19~22年度の業績と比較可能な87社の合計売上高が3年連続増加し、19年度実績を上回った。売上高回復の背景、市場に占めるシェアの変化、どの専門店がどういう理由で業績を伸ばせたのか。8月6日付紙面に収容しきれなかった詳細を掲載する。
(本社編集部=柏木均之)
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戦略の違いで成長性の差ひろがる
87社の23年度合計売上高は4兆6800億2600万円で22年度比6.8%増、19年度比4.2%増。コロナ禍に突入した20年度は19年度比で1割強減少したが、その後3年連続で売上高が回復し、23年度はようやくコロナ前実績を超えた。
過去5年間の売上高推移を見ると、23年度売上高が19年度比で増加したのは売り上げ規模トップのユニクロ、2位のしまむらと、年商1300億~3000億円クラスのランキング3~10位企業だけだ。
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