コロナ禍で生活や働き方が変わり、物価高は日々の暮らしに大きな影響を与えている。専門店は消費動向の変化をどのように見て、今後の重点戦略を考えるのか。全国の専門店にアンケート調査し80社から回答を得た。実店舗での体験を大事にする消費者が多いとし、今後、出店や改装、移転が活発になりそうだ。人材の育成に注力して接客力を高めるほか、価格に見合う商品力も課題になる。
価値ある商品売れる
「コロナ禍を経て顕著な消費動向の変化は」の問いで、最も多かったのは「価格と価値のバランスを重視する」だった。
中には「物価や光熱費の上昇もあり価格にシビア」「値下げが奏功している」「価格を気にされるお客様が増えた」店も少数あったが、質の良さや長く使える商品を選ぶ傾向が目立つとの回答が多かった。さらに「品質が認められれば高額な商品でも購入してもらえる」「価格重視の購買はあまり見られない」と答える店があった。
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