予約制で信頼関係を築く専門店 一人ひとりの時間を作って新客呼び込む

2024/07/11 14:00 更新会員限定


「モード×フェミニンなど対極の要素を掛け合わせて一つにする」が店舗コンセプトのリトマス

 SNSを活用し、品揃えやイベントを伝えるコミュニケーションが日常的になって、予約制の接客販売を導入するケースが出てきた。付加価値の高い商品やブランドを販売し続ける上では、売り手と買い手との信頼関係が欠かせない。誰でも使えるオンラインのシステムを通じて、一人ひとりの時間を作れる気軽さは、新規の客を呼び込むきっかけになっている。

ニーズに一対一で寄り添う

リトマス、ルテンス(大阪・中崎町)

 大阪・中崎町を拠点にするセレクトショップ「リトマス」と姉妹店の「ルテンス」(ウートゥ、川﨑吉朗代表)はコロナ禍を機に、週1、2日の予約制を導入した。リトマスの「インスタグラム」のフォロワー数は約8万4000人、注目しているや好きなセレクトショップとしてよく名前が上がる店だ。

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