強みを生かした施策やブランドの見直し、イベント開催など、新型コロナによる環境変化に対応した専門店が安定的に売り上げを伸ばしている。顧客との信頼関係や共感をより強めており、「あの店に行きたい」「あの店で買いたい」と思わせるショップは強い。
選択と集中、発信力を強化 セルティ(長野・松本市)
長野県松本市のセレクトショップ、セルティ(宮下慎司代表)は、コロナ下でも22年の売り上げは前年比27%増、19年比でも28%増とコロナ前を上回って好調だ。選択と集中でブランド数を減らす一方、インスタグラムでの発信を強め、単価の高い商品の仕入れを増やして受注会に力を入れ、客数、客単価とも向上。90%以上の高い消化率で利益も増やしつつ、安定的に成長を続けている。
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