伊レッグウェア「ソリデア」日本で本格販売 着圧に特化

2018/07/04 06:27 更新


 イタリアの着圧レッグウェアメーカー、ピネリーのオリジナルブランド「ソリデア」の本格販売を、日本の輸入代理店ソリデアジャパンが今年から開始した。ウェルネスとビューティーを物作りの根幹に据えるピネリーは、段階着圧や、ウェーブ状の編み地によるマッサージ効果で、血行やむくみの改善、シェイプアップなどが期待できるアイテムを製造し、世界70カ国で販売している。

(壁田知佳子)

 ピネリーの最大の特徴は着圧に特化したレッグウェアメーカーであること。国の基準に適合した段階着圧設計のストッキングや就寝時用靴下、特許を取得したウェーブ編みによるマッサージ効果のあるスパッツやレギンス、ガードルなどをオリジナルブランドとして製造販売している。予防・美容アイテムから治療用まで揃える着圧商品は、全て欧州の医療機器として適合することを示す「CSマーク」をパッケージに表示している。ソリデアジャパンの公式サイトでも一般医療機器として販売している。

 日本では予防・美容用途のレッグウェアを主力に販売する。販路は公式サイトのほか、医療機器卸、フィットネスやエステサロン施設などを想定しており、ゆくゆくは一般小売店へも販路を広げていく。

 商品カテゴリーは、デイリーケア、トレンド、フィットネス、リラックス&トラベル、マタニティーの5シリーズで構成。デイリーケアは血行やむくみにアプローチするガードル付き着圧ストッキング(70デニール、2800円)や遠赤外線効果のある糸を使った着圧タイツ(70デニール、4000円)など、トレンドシリーズはレース柄や水玉などの柄物の着圧ストッキング、フィットネスは波型の編み地と着圧でシェイプアップをサポートするレギンス(七分丈レディス7400円、十分丈メンズ1万円)などが揃う。

 ピネリーはイタリア北部のカステルゴフレド村に、現会長のエンゾー・ピネリー氏が76年に創業した。カステルゴフレド村と周辺には大小150超のストッキング工場があり、同社はその中でも3本の指に入る規模の大きなメーカーという。イタリア国内では約7000軒の薬局や医薬品・整形外科関連の小売店などで販売している。編み機やロジスティクスにはロボットやAI(人工知能)といった先端技術を積極的に導入しているという。

レース柄も着圧機能がついている


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