東京ソワールは、「お受験」や「教師の入卒」などの「リトルオケージョン」向け需要への提案を強めている。フォーマル市場はセレモニーの規模縮小やカジュアル化、人口減少などのマイナス要因があるが、リトルオケージョンへの訴求を強めることで需要の掘り起こしにつなげる。
(古川伸広)
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少子化の中でも、私立の小学校や中学校へのお受験は好調だ。説明会や面接には「慣例となっているルールやマナーが存在し、気にする親が多い」として、カジュアル化傾向が当てはまらない。伊勢丹新宿本店の同社の売り場は、25年1~7月の売り上げが前年同期比40%増前後と好調で、その後も順調だ。特に4~6月は説明会の時期で売り上げが伸びた。9、10月は面接シーズンで、さらに期待が高い。