ファッションSNS「スタイリスタ」をウェブ接客ツールに刷新 

2022/04/06 06:25 更新


2000人のスタイリストが登録

 ファッションウェブサービスを提供するスプリング・オブ・ファッション(東京、保坂忠伸代表)は4月6日、21年3月に開始したファッションSNS「スタイリスタ」をアパレル企業向けのコミュニティー型ウェブ接客ツールとして刷新する。第1弾として、マークスタイラーの公式EC「ランウェイチャンネル」に提供する。

 スタイリスタは、「〝好き〟と生きることをもっと楽しめる世の中に」というミッションのもと、ユーザー同士でファッションの相談からコーディネートの提案、購買まで行えるファッションSNSとして運営してきた。22年3月には登録スタイリスト数が2000人を超えた。10~40代の現役の販売員や元販売員、インフルエンサーなど幅広い人が登録している。

 スタイリスタを導入するアパレル企業は、コーディネート相談をオンライン上で行える機能を自社ECに追加できる。ジャバスクリプトタグを1行追加するだけで、ECサイトに「相談する」のボタンが表示される。ユーザーは同ボタンからコーディネート相談が可能。投稿された相談は、スタイリスタに登録しているスタイリストが導入企業の商品をもとにコーディネート提案することで対応する。ユーザーは気に入った商品をそのまま購入できる。

 企業は管理画面からスタイリスト別、あるいはコンテンツ別に売り上げ貢献度が確認できる。利用料は、初期費用や月額利用料は無料で、売り上げ貢献度に応じた費用のみの請求となる。

 今回のサービス刷新は、資金調達も背景にある。このほど、ネットショップ・ECを一元管理できるツール「ネクストエンジン」を提供するHamee(ハミィ)の創業者の樋口敦士氏をはじめとしたエンジェル投資家などから、3000万円の資金調達を実施した。調達資金は、新機能の開発や人材採用、導入企業の成長に充てる。

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