ランジェリーブランド「スールトーキョー」のデザイナー兼クリエイティブディレクターのサクラさんが運営するサクラランジェリースクールが、24年12月に東京・神泉のギャラリーで4人の卒業生による展示会を開催した。
同スクールはサクラさんがパリに在住していた19年にオンラインでスタート。現在は東京・祐天寺に同ブランドのアトリエ兼スクール「メゾン22」を構えており、対面とオンラインの両方で学べる。
サクラさんは、日本でランジェリーを本格的に学ぶ専門学校が見つからなかったことから渡仏。その経験から、日本でのスクール設立に至った。スクールではパターンの基本から立体裁断、縫製まで一対一で学べることから、自身でランジェリーブランドを立ち上げたい人の受講が多いという。
指導にあたっては「ランジェリーを学ぶだけでなく、それを確実に自分の技術にすることに重きをおいている。人の体はそれぞれで、みんな違ってみんないいということを理解してもらうため、学生さん個人とのコミュニケーションは不可欠」とサクラさん。今回参加した卒業生のブランドも、ロマンティックで甘美な「ベイジャ・フロール」、フェティッシュな「ホーリーサイオン」など個性にあふれており、イメージ写真でも魅力を存分に発揮している。
メゾン22は半分をフォトスタジオや展示会・イベントスペースとして運用していく予定で、学生がフィッティングの技術を学んだり作品を見せるなどスキルアップする場、コミュニケーションの場として提供していく計画だ。