スノーピークは3月8日、新潟県三条市を中心に飲食店を展開するグレートカンパニー(関義実代表取締役)と共同で、食品の開発・製造・販売に関わる新会社を設立する。新潟をはじめとする地域の食文化を深耕・発信するための食のプラットフォーム事業を推進する。
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社名は「スノーピークローカルフーズ」。資本金は7500万円。出資比率はスノーピーク66.7%、グレート社33.3%。代表取締役CEO(最高経営責任者)に山井梨沙スノーピーク社長、代表取締役社長に関義実グレートカンパニー社長が就く。
スノーピークは自然指向のライフバリューを提案・実現するため、キャンプ用品の製造・販売だけでなく、レストランやカフェを運営し、生産者と地方を訪れた人を結ぶ活動を進めており、新会社設立もその一環。同社はこれまでの食文化での活動で培ってきた知見をもとに、その地域ならではの特性を生かした食品事業を通じて、地域活性化や食文化の継承に貢献していく。
第1弾商品として、雪国・新潟で古くから受け継がれている天然冷蔵庫の「雪室」にスポットを当て、雪室で熟成した小麦を使用した製品の開発を開始。3カ月間熟成させた小麦粉と、新潟県産コシヒカリの米粉を用いた「雪室食パン」などを作り、4月15日に開業予定の複合型リゾート「フィールドスイートスパヘッドクォーターズ」の店頭や一部オンラインで販売する。