欧州のシューズブランドの20~21年秋冬向けは、カジュアルソールの提案が一段と目立つ。スニーカーの履き心地に慣れた消費者が増え、外すことができない要素となった。とりわけレディスシューズは、19~20年昨秋冬に続くボリュームソールの存在が大きくなりそうだ。エレガンスを損なわず、マスキュリンで重厚過ぎないバランス、軽い履き心地が受けている。
(須田渉美)
◇コンバットブーツを今っぽく
昨秋冬は一部で採用した軽量ソールの靴が一番売れたというのは「チャーチ」。横に凹凸のある厚底のソールが人気で、そのラインナップを拡大し、レースアップシューズ、チェルシーブーツ、エンジニアブーツなど幅広く揃えた。アッパーは飾り立てず、いたってシンプルな形でスマートに表現した。