靴輸入卸のシンコー、国産婦人靴販売

2016/04/18 08:15 更新


 靴輸入卸のシンコーは16~17年秋冬物で、国産のレディスシューズブランド「ピアッカセッテ」を発売する。大人の女性に向けて素材や資材にもこだわったモードシューズを提案、ハイエンドブランドを扱うセレクトショップを中心に販売先を開拓する。

 婦人靴で経験の豊富な上島恵美子さんがチーフデザイナーを務め、国内の靴職人とともに、履き心地の良さと個性あるシルエットを両立させる。紳士靴、婦人靴の両方の工場と組み、マニッシュ系もエレガンス系も揃える。

 パンプスにオリジナルの木製ヒールを使うなど、「日本の職人技術を伝える」靴作りを大事にする。強調されたコバにシルバープリントを施したり、トライアングル型のヒールを使ったりして、「重厚感とモダニティーの融合」で独自性を出す。パンプス2万円台、ショートブーツ3万円台。

 婦人靴の販売がラグジュアリーとファストファッションに二極化する中、「作りの良さやデザイン価値を伝え、本質を求める客層を取り込みたい」としている。SNS(交流サイト)を活用した消費者への情報発信にも力を入れる。



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