10月に新イベント「シブハラフェス」 業界の活性化へ

2019/08/29 06:30 更新


 ファッション業界の活性化を目的に今秋、東京の渋谷、原宿エリアを舞台にした新しいイベントが始まる。10月19、20日に開かれる「SHIBUYA HARAJUKU FASHION FESTIVAL」(シブハラフェス)だ。主催はシブハラフェス実行委員会で、日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)の三宅正彦理事長が実行委員長に就き、業界有識者などで設立された。

 ファッション消費の低迷など市場環境が厳しくなる中で「国内外の消費者にファッションの楽しさやかっこよさ、社会性を直接訴えることで業界活性化を図る」ことが目的。実行委員会は昨年設立して以来、渋谷区や周辺町会、業界団体のほか、渋谷・原宿に店舗を持つセレクトショップやファッションブランドにも協力を要請し、企画を具体化してきた。

 運営はこれまで「シブヤファッションフェスティバル」を運営してきたワンオー(松井智則社長)が担う。

 キャットストリートでは、フェスティバルに参加するショップやブランドがそれぞれのスタイリングのマネキンを展示する。渋谷キャストなどの施設では、ダイバーシティー(多様性)をキーワードにしたマルシェ、バリアフリーやエシカル(倫理的な)をテーマにした各種企画、プロカメラマンによるフォトスペース、アフターパーティーなど多彩な催しを予定する。

 次回は来年3月を予定し、その後も年2回開催する計画だ。「20年は東京オリンピック・パラリンピックもあり、インバウンド(訪日外国人)需要がさらに高まることが予想され、今回の成功が大きなポイントとなる。イベントへの参加や協賛を広く呼び掛けたい」(三宅実行委員長)としている。



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