シークレットハニー、ファンを虜に

2015/09/24 11:54 更新


 サマンサタバサグループのアパレル企業、エスト(藤本茂社長)のレディスブランド「シークレットハニー・バイ・ハニーバンチ」が好調だ。独特のレトロガーリーなテイストが支持されているほか、月に1、2度のペースで発売する「ディズニーコレクション」や「セーラームーン」との数量限定の協業商品が数時間で完売するほどの人気。ショップは11店で今期既存店売上高は前年比20%増で推移、通期売上高は13億円を見込む。

 協業商品も通常商品も、「着てハッピーになれる服」(藤本社長)をテーマに「振り切ったデザイン」でコアなファンをつかんだ。熱烈な顧客がシークレットハニー・バイ・ハニーバンチの服を着て集まる会も開かれているという。

 主力アイテムはドレス、スカート、コート。遊園地や星座のプリント、ビュスティエ風のディテールやビジュー刺繍などでひと手間かけた、ビンテージライクなデザインが人気だ。価格帯は7000~9000台が中心。客層は20歳前後中心だが、30代の大人の層もつかんでいる。

 協業商品は、キャラクターになりきれるような完成度のものから、さりげなく特徴を取り入れたものまで毎回1~4型を企画。価格は1万5000~2万円と通常商品より高いが、発売日をSNS(交流サイト)で告知すると開店前に行列ができることもあり、2~3時間で完売することが多い。

 今後、グレードを高めた新ラインを検討している。来期には新規出店も予定している。



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