セカンドストリートつつじヶ丘店 年末商戦盛り上がりに期待

2022/12/21 10:59 更新


ファミリー層が多く、子供服が充実するセカンドストリートつつじヶ丘店

 1次流通だけでなく、リユース業態にとっても年末商戦は重要だ。特に今年は、行動制限も解除され、市場の盛り上がりが期待される。12月13日、総合リユースショップ「セカンドストリート」のつつじヶ丘店を取材した。

 同店の立地は、東京・調布市の閑静な住宅街に近いロードサイド。2階建ての店舗で、1階では家電、生活雑貨、楽器などを販売しており、2階は古着と服飾品が中心の売り場になっている。

 例年、セカンドストリートの12月の買い取り数と売り上げは、1~10月の約1.2~1.3倍に増える。特に勢いを増すのは買い取りだ。大掃除で出た不用品の整理や、冬服の買い替えで着なくなったアイテムを売りに来るといったニーズが多い。

 つつじヶ丘店では、12月になると、1日の買い取り件数が平日で約50~60件以上になり、土日では100件を超す。

買い取りカウンターは入り口前に設置している

 古着はファストファッションブランドから高額なブランド品まで、幅広いアイテムが持ち込まれる。ファミリー層が多い地域のため、子供服も目立つという。この日も午前中から多くの買い取り希望客が来店した。コートとナイロンジャケットを買い取りに出した25歳の男性は、「家が近いのでよく利用する。今日は新しいアウターを買ったので、今まで着ていたものを売りに来た」と話す。「妻が不用だと言った衣類を整理しにきた。値段が付くか分からないけれど、捨てるよりも誰かに着てもらえれば」という年配の男性は、車で来店し大きな袋を10個ほど持ち込んだ。

 ゲオホールディングス広報課の中川稜氏は「郊外店は特に年末の伸びがいい傾向にある。足元の実績も前年を超えるペースだ」と手応えを語った。



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