「サイ」が初の路面店 デザイン哲学や美意識を提案

2017/08/28 11:00 更新


 日本の精緻(せいち)な物作りの精神を体現するアパレルブランド「サイ」は26日、初の直営路面店「サイマーカンタイル」を東京・千駄ヶ谷にオープンした。マーカンタイルは「商売」や「取引所」を意味し、サイ独自のデザイン哲学やスタイル、美意識を提案する「販売店」としての役割を意識した。

 メインラインのサイとスタンダードライン「サイベーシックス」のメンズとレディスのほか、同店限定販売のカプセルコレクション「サイマーカンタイル」もデビューする。サイマーカンタイルはジェンダーレスに着られる6サイズの服やシューズ、バッグなどで構成される。

 自社ブランドだけでなく「ディー・アール・ハリス」(英)のコスメティック、「ジェームスロックアンドコー」(英)のハット、「アームデザインルーム」(日)のジュエリーなど、デザイナー自らが好きなものを買い付けた。洋服をメインとしながらも、サイの奥行きのある世界にフィットする多彩な雑貨を揃えている。

 インテリアデザインは、ワンダーウォールの片山正通氏が手がけた。ブランドイメージそのままに、クラシックとモダンが絶妙に融け合う空間を作った。店頭にはフリースペースが設けられ、ポップアップショップなど、さまざまな期間限定イベントも開催していく。

 また、スペシャルコラボレーション企画の第1弾として「ループウィラー」に別注したTシャツと長袖Tシャツを数量限定で発売した。





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