東海地区のSCはファッション分野の強化をポイントに改装を進めている。コロナ禍が落ち着きを見せ、お出かけ服の需要も高まる。多くのSCが体験型や食関連のテナントを強化してきたが、改めて衣料品を充実することで買い物の楽しさや華やかさを取り戻すと共に、次世代顧客となる若年層の獲得を狙う。
(森田桃子)
新静岡セノバは23年9月から24年初夏にかけてファッションやファッション雑貨の改装を実施し、Z世代を中心としたヤング層に向けたMDを強化している。
3年前から周辺商業施設や顧客のライフスタイルが変化し、街全体からヤングマーケットへの対応が弱くなっているのを感じていた。プロパーで売れる、しっかりとした物作りのヤング向けテナントを再強化することで、外出需要の高まる若年層に訴求する。