三陽商会は、東京・渋谷区立臨川小学校で「服育授業」を実施した。14年から続けている服育活動の一環で、渋谷区での実施は初めてとなる。
授業は6年生約50人を対象に、人事部の社員が講師を務めた。服ができるまでの工程やサステイナビリティーの取り組みについて説明したほか、製造過程で余った残布を使ってコースターを作るワークショップを行った。児童らは品質表示タグを確認しながら素材を学び、アップサイクルも体験、日常生活と環境問題のつながりを実感した。
臨川小学校の図工専科の先生は「服がどう作られているかを知ることで、洋服に対する見方が変化した児童が増えてきた」とコメントした。