コナカとサマンサタバサジャパンリミテッド(サマンサ)は2月20日、株式交換による経営統合に基本合意した。
基本合意によるとサマンサはコナカの完全子会社となり、今後の持続的成長を図る。株式交換の効力発生日は7月1日を予定する。
サマンサは23年2月期まで4期連続の営業損失、経常損失、7期連続の純損失を計上した。22年から「リボーン計画」と銘打って構造改革を進めてきた。店舗統合、物流合理化などにより、収益構造を改善してきたが、スリム化による売り上げ減少が続き、今期も赤字となる見込み。
サマンサは現在、フィットハウスとの合併後、存続会社の存続性に関する上場維持審査の猶予期間に入っており、今回の経営統合は猶予期間が終了する24年2月末までに上場維持の適合審査の申請が困難とみて今回の判断となった。
4月中旬には経営統合に関する最終契約を締結し、サマンサは6月に上場廃止となる。