20年度専門店売上高ランキング 106社合計で10.5%減 休業・時短など響く

2021/08/04 06:30 更新会員限定


 繊研新聞社が実施した「20年度専門店ランキング調査」がまとまった。前年と比較可能な106社の売上高合計は3兆9706億900万円で前期比10.5%減となった。合計売上高の減少は2年連続で、コロナ禍による店舗休業や時短営業、外出自粛などの影響を受け、大手から中小まで減収を強いられた企業が増加。粗利も減少し、営業損益、経常損益の段階でも赤字を強いられるところが相次ぐなど、厳しい調査結果となった。

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増収はわずかに15社

 業績の極端な落ち込みを理由に回答を回避する企業もあったが、今回の調査では全国の専門店111社から回答を得て、合計売上高は3兆9756億200万円だった。前期と比較可能な106社のうち、横ばいは1社、増収はわずか15社にとどまり、90社が減収となった。回答企業の決算期は2月期、3月期、8月期まで幅広いが、大半の企業が20年の3月から顕在化した新型コロナウイルス感染拡大の影響を強く受けた。

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