桜G代表が婦人服デザイン 乳がん患者モデルにショー

2017/12/06 04:26 更新


KSHSの「命のクリスマス」イベントで行われたキャンサーギフト・コレクション

 石川・金沢でセレクトショップを運営する桜グループの西野浩平代表は4日、乳がん体験者の会KSHS(キチンと手術・ホンネで再建の会)が開いた「命のクリスマス」イベント内の「キャンサーギフト・コレクション」のレディスウェアを初めてデザインした。ギフト・コレクションはファッションショー形式で、乳がん患者がモデルとなって、おしゃれする喜びを体感してもらうオープニングイベント=写真。

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 今回は、初めてショーで見せるウェアをデザイナーに制作してもらう形となり、KSHSの依頼で西野代表がボランティアで携わった。モード・ラグジュアリーテイストのオリジナルメンズブランド「6111」をデザインしているがレディスウェアを作るのは初。

 テーマは「生と美」。制作したウェアは13体で、黒を基調に重厚ながらも、総柄、レース、ラメ使いで生きる情熱をイメージした。当日のヘアメイク、照明、曲選びなどショー演出のすべてを桜グループのスタッフや知人が行った。

 依頼を受けてからの制作期間は3週間と短く、シューズなどはモデルとなる女性から送ってもらって西野代表がリメイクした。「レディスをデザインするのは初めてだったが、がん患者とともに作るアート作品になった」(西野代表)という。




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