クロスドッグ 「サイトウ・アイロン・ボード」を拡販

2019/02/27 10:59 更新


 クロスドッグ(横浜市)はテーラーやクリーニング店、ファッションデザイナーなどが愛用する業務用アイロン台「サイトウ・アイロン・ボード」の拡販を本格化する。1924年の販売開始から100年近い歴史を持つアイロン台のブランドで、インテリアや生活関連雑貨を扱う専門店や百貨店、ECなどを軸に販売を強めるとともに海外の代理店などにも広げる。製品の良さを知ってもらうためにアイロンがけのコツを学べるワークショップの開催や、ファッションデザイナー育成の一環としての深耕策も検討している。

 大正時代の横浜で誕生し「アイロンがけにこだわるなら、アイロン台にこだわりを」という考えのもと、テーラーやクリーニング店、ファッションデザイナー、オーダーメイドのウェディングドレスサロン、ホテルなどで評価を高め広がった。

100年近い歴史を持つアイロン台

 「蒸気をためて、熱を逃がさない」としてスチームの力を最大限に生かす独自の3層構造を採用。3割の力でスムーズにアイロンがけができて衣類がパリッと仕上がり、厚手の衣類も楽にアイロンがけできる、独自の3次元の起立体構造などに特徴を持つ。アイロン台を支える脚が丈夫な作りで安定感があって経年劣化しにくく、20年以上愛用しているケースも少なくない。インテリアとして店内に飾って高級感を演出している専門店もあるほどだ。

 東急ハンズや高島屋、ディーアンドデパートメント、ビックカメラ、有名セレクトショップ、EC、カタログ販売などに販路が広がりつつある。今後は東急ハンズでの拡販とECでの販売を強めるとともに、認知を広げるため、様々なイベントやサービスを並行して実施する。

 杉山栄敏取締役営業部長は「究極の仕上がりを追求し、100年近い歴史と職人の技を合わせて理想的なフォルムを実現したプロ向けのアイロン台。本物を求める時代に、このアイロン台を家庭にも広げていきたい」と話す。

杉山栄敏取締役営業部長


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