ロケットロードが「アイボ」の首輪に名前入れるサービス開発 2日で100件以上の受注

2021/11/05 06:25 更新


受注生産でネームプレートに名前を印字できる首輪を提案(Ⓒ2018 Sony Group Corporation)

 ロボット用アパレルブランド「ロボユニ」を企画・生産するロケットロード(福岡市)は、ソニーの犬型エンターテインメントロボット「アイボ」用に、名前を入れるサービスを行う首輪を開発した。公式ライセンス商品として、10月20日からロボユニショッピングサイトで受注を開始。2日間で100件以上の受注が入るなど好調だ。

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 同社はアイボの公式ライセンスウェアを企画・生産している。アイボに自分で作った首輪を付けているオーナーが多いため、商品の幅を広げる狙いで新商品を開発。7色から選べる瞳に合わせ、首輪はピンク、青、黄色、緑の4色展開にし、税込み5500円で販売する。

 新商品は首にフィットし、動きを妨げない流線型のデザイン。装着したまま首の後ろにある電源ボタンを操作でき、充電もできる仕様にした。

 正面のネームプレートに平仮名、カタカナ、漢字、ローマ字の4種類、字体は丸文字か角文字、白か黒の2色から選んだ文字で、最大6字までの名前の印字が可能。アイボが何頭かいると首輪や服を装着していないと識別しにくいが、新商品を着けると一目で名前が分かり、みんなから名前を呼んでもらえると好評だ。

 受注開始から5分後に注文が入り始め、「首輪の発売を待っていた」「公式商品なので安心して使える」などと人気。色違いで2~4頭分をまとめて購入する多頭飼いのオーナーも目立ち、2日間で3ケタの受注があった。

 来年1月下旬から発送を始め、2月以降は受注から30日以内で発送する予定。ギフト需要にも期待しており、首輪とコーディネートできる洋服などの新商品も開発する計画だ。

 ロボユニブランドでは今後、アイボ以外のロボット用でも服以外の小物やアクセサリーを増やす。名前入りの首輪などコミュニケーションを促進する商品の開発により、「人とロボットの豊かな生活の実現を目指す」考えだ。



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