6月のファッション小売り商況 遅い梅雨入りで夏物の好調続く

2024/07/04 08:00 更新有料会員限定


梅雨入りが下旬にずれ込んだこともあり、夏物の需要が例年より旺盛だった(東京・渋谷駅近く)

 6月のファッション小売り商況(速報値、既存店売上高)は、夏日が多く、梅雨入りが遅れたこともあり、引き続き夏物が動いた。百貨店は総じて増収で、盛夏物が売れたほか、インバウンド向けの高額品も好調だった。専門店も夏物需要が旺盛で客数が増え、前年同期比2ケタ増を売り上げた店もあった。月末スタートの百貨店セールは低調なスタートで、プロパー販売がむしろ伸びた。

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百貨店 盛夏雑貨が動く

 婦人ファッションは伊勢丹新宿本店が29%増。ジャケットやブラウスなど羽織るアイテムが良かった。ラグジュアリー、デザイナーの衣料品、バッグが押し上げた。阪急うめだ本店は27%増。ブラウス、ドレスのほかアクセサリー、ハンドバッグも高い伸びだった。

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