「リサイクル通信」編集長の瀬川淳司氏 二次流通はまだ伸びる

2023/06/22 17:00 更新会員限定


瀬川さん

 アパレルの二次流通市場が活気づいている。海外の古着を販売する伝統的な古着店だけでなく、消費者から買い取って販売する業態やCtoC(消費者間取引)など、流通チャネルが多様に広がる。00年創刊の専門紙「リサイクル通信」の瀬川淳司編集長に話を聞いた。

(永松浩介)

 ――二次流通市場を振り返ると。

 創刊した00年は「循環型社会形成推進基本法」が公布された年。前年の99年にはヤフージャパンが「ヤフーオークション」を始めた。スマートフォンのアプリではなく、パソコンを使ったものだ。ハードオフコーポレーション(00年)やコメ兵(03年)、ブックオフコーポレーション(04年)など株式公開も相次ぎ、チェーンストアとして全国展開することで新しい市場を切り開いた。その後の08年のリーマンショックで成長が加速。景気悪化の影響を受けた多くの消費者が生活防衛のために利用したからだ。

フリマアプリが転機

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