ハイブランドのリセールプラットフォーム「リクロ」を運営するアクティブソナー(東京、青木康時社長)が、「リクロ買取ご相談窓口」を伊勢丹新宿本店と三越銀座店にオープンした。同社が百貨店に買い取り窓口を設けるのは初。
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アクティブソナーと三越伊勢丹は16年に資本・業務提携をしており、ハウスカード会員向けにハイブランド品の委託販売・買い取りおよび購入サービスをリクロを通じて行っていた。今回はハイブランドだけでなく、アートや骨董(こっとう)品、宝飾品、高級酒、きものなど百貨店らしい商材の査定・買い取りも行い、品揃えを充実させる。三越伊勢丹は、百貨店の利用が多い中高年層が保有する高額品で利用機会のなくなったものを顧客に処分してもらい、新たな商品購入を促す。
三越伊勢丹の百貨店事業本部の草道敏也担当長は、「ここ数年、顧客からクローゼット内の品物整理の相談が増えていた。リクロの透明性の高い仕組みであれば顧客に納得してもらえると判断した」という。買い取り窓口は、新宿は本館6階、銀座は7階に設けた。