レイ・カズンが回復基調 商品力上がり、客数増寄与

2017/08/09 04:24 更新


「レイ・カズン」の17~18年秋冬物

 レディスアパレルメーカー、レイ・カズンのレディスカジュアルブランド「レイ・カズン」は約2年前からのリブランディングの成果が表れ、売り上げが伸びている。商品力が上がり、10代~20代前半の客数が増加した。17年9月期は、アウターが苦戦した3月を除く全ての月で既存店売り上げが前年実績を上回っている。今後はブランドコンセプトを再設定し、ターゲットを明確にする。

 「商品型数やターゲットが横に広がり過ぎていた。改めてレイ・カズンとはどんなブランドなのかを中長期的に見直していくことにした」(落合稔レイカズン事業部事業部長)としてリブランディングした。この間はまず品質の向上に取り組んできた。

 他に無いデザインを追求するため、自主企画を増やし、直貿を拡大した。ここ1年で直貿比率は3倍に高まった。商品型数は絞る一方で、1品番あたりの生産数量を増やし、品質とコストパフォーマンスを高めた。17~18年秋冬物の型数は、2年前に比べて半分程度にする。

 ブランドターゲットを21歳に設定し、17~18年秋冬からは新コンセプト「プレイビットライフ」を掲げる。定番でありながらも、わずかな遊び心も取り入れた、等身大のトレンドカジュアルを提案する。秋冬物は、ブリティッシュチェックのセットアップなどメンズライクな着こなしにフェミニンな要素をプラスしたスタイリングがイチ押しだ。

 18日には、ルミネエスト新宿店をリニューアルする。



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