ラルフローレン 大規模な人員削減計画を発表

2020/09/24 06:27 更新


 【ニューヨーク=杉本佳子通信員】米ラルフローレンは9月22日、21年度末までにグローバルな人員削減を行うと発表した。それにより主に22年度以降、税引き前で年間1億8000万ドルから2億ドルを削減できるとしている。人員削減に伴う経費は、1億2000万ドルから1億6000万ドルと見積もっている。

 ラルフローレンはこのリストラを長期的成長のための戦略と位置付け、グローバルなマーケティングとブランディング機能を統合し、コンシューマー・インテリジェンス&エクスペリエンス部門を新たに設ける。消費者の視点にたち、パーソナライズした経験を大きなスケールで提供できるよう、予想的分析ができるようにすることが目的。マーチャンダイジングチームも再編成して、より生産性を上げていくという。

 デジタル化の強化には、人事や商品計画システムをクラウドベースで進めることも含まれている。同社はここ2年、若い世代の消費者を増やし、核となる商品を充実し、今まで手が回っていなかったカテゴリーの商品の可能性を高めるなどの成果を上げてきたと自己評価している。



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