8月28日~9月2日に開催される「楽天ファッション・ウィーク東京24年春夏」に関連して、一般消費者が参加できるイベントがスタートした。東京・表参道のレンタルスペース「ウォール&ウォール」は8月18日まで、キービジュアルを活用したアート展「生成AIと解放」を主催している。初日には、制作に関わったクリエイターのトークイベントを行った。
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24年春夏は、ファッションウィークで初となる3D・CGによるキービジュアルムービーを制作した。テーマ「オープン、ファッションウィーク」を体現する化身として、メタリックなドレスを着用したモデル「イーオン」が次世代に向かって歩き、ガラスの壁が壊れていくシーンを交えた。AI(人工知能)が合成したビジュアルと、人間によるCGの制作を融合し、フューチャリスティックな強さとともに柔らかな感性の反映されたイメージに仕上げている。「新しい技術や価値観が生まれてくるなかで、人間とAI、確実性と不確実性の共存によって、どんなことができるかに取り組んだ」とプロデューサーの砂押貴久さんは話す。
アート展では、訪れた人がスマートフォンで撮影した顔写真を8等身のモデルに変換する、生成AIのパブリックアートを体験できる。生成された画像は、SNSでのシェアや特設サイトへの投稿が可能だ。
楽天ファッション・ウィークを主催する日本ファッション・ウィーク推進機構はウォール&ウォールでのアート展の終了後、特設サイトで9月2日まで公開する。このほか、8月25日には一般消費者も参加できるオープニングパーティーや音楽イベントを予定している。