PTJ25年春夏 技で表面感と機能両立 不透明な環境も強み生かし対応

2024/05/10 06:30 更新会員限定


 プレミアム・テキスタイル・ジャパン(PTJ)25年春夏は、それぞれの強みを生かしつつ、円安や気候変動など不安定な状況に対応した物作りを見せる。外出需要が復活し、ファッションを楽しむ人が増えたことから、表面感など素材の個性に加え、軽量感など普段使いでの機能性を両立した素材を各社が打ち出す。

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レインボーワールド 草木染で複合加工

 秋田杉の間伐材や「あきたこまち」の米ぬかなど、地元の天然素材を活用した草木染を提案した。抽出した染料を、はけで直接生地に塗ることでグラデーションを表現する。草木染のスクリーンプリントや塩縮加工とも組み合わせ、複合的な加工表現を見せた。シルクやウール、綿への加工が可能だ。

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